2014年10月20日月曜日

【Golf Legend Vol.7 MQBと新型ゴルフ(1)】 「ゴルフ史上もっとも完成度の高いクルマ」という評価を受けた6世代目のゴルフは、名実ともに「コ...

【Golf Legend Vol.7 MQBと新型ゴルフ(1)】



「ゴルフ史上もっとも完成度の高いクルマ」という評価を受けた6世代目のゴルフは、名実ともに「コンパクトカーの世界的ベンチマーク」として、自動車業界内の多くの人が認める存在になっていましたが、フォルクスワーゲンはさらに徹底してゴルフの商品力を高める戦略を練り、2012年春にMQBと呼ばれる一大戦略を導入すると発表しました。



MQBは英語ではModular Transverse Matrix(モジュラー トランスバース マトリックス)といい、そのドイツ語を略称したものです。モジュラーは「設計の規格化/標準化」、トランスバースは「横置きドライブトレイン」を意味しており、最後のマトリックスは規格化/標準化によって向上するコンポーネントの「互換性」と、その結果として大幅に高まることになる「商品開発の自由度」を示唆していました。



フォルクスワーゲンは、このMQBという大きな戦略のもと、クルマの機能の多くが集まる前輪からアクセルペダルの間の設計を多数のモデルで共通にしようとしたり(写真2枚目)、エンジンの種類にかかわらず搭載位置と角度を共通にしようとしたり(写真3枚目)、従来モデルの設計を根本的に改めていくと表明したのです。



開発と生産プロセスの大幅な合理化を進めることで、「ピープルズカー」としてのコスト競争力を高めつつ、環境、安全といった社会的要求に応えながら、クルマそのものの商品力も徹底的に引き上げようとしているのです。



※写真1枚目は7世代目ゴルフ





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